「キッチンの油汚れ、気づいたときにはもうベタベタ…」そんな経験、ありませんか?
料理のたびに飛び散る油は、放っておくとあっという間に“ガンコ汚れ”に変身。
でも、がっつり掃除する時間も気力もない…というのが本音ですよね。
こんにちは、30代主婦のゆきです。
私も以前は、「油汚れ=週末まとめて掃除」と思い込んでいたタイプ。
その結果、コンロ周りがガチガチに固まってしまい、「あー、また大掃除か…」と掃除が嫌になる悪循環でした。
でもある日、料理のついでにサッと1拭きしてみたら、「あれ、こんなに簡単だったんだ!」と拍子抜け。
しかも翌朝、コンロがサラッとしているだけで「家事がうまく回っている感」があって、気分がすごくラクになったんです。
この記事では、そんな私が実践している、油汚れがラクになる“ついで掃除”のベストタイミング3つをご紹介します。
「掃除は苦手」「面倒なことは続かない」という方にこそ、ぜひ試してみてくださいね。
①油汚れは「放置するほど落ちにくくなる」

時間がたつと「酸化&固まる」でガンコ汚れに
キッチンの油汚れって、気づいたときにはベタベタしていて、落とすのが本当に面倒ですよね。
実は油汚れって、放置すればするほど落ちにくくなります。
時間が経つと空気中の酸素と反応して「酸化」し、さらにホコリなどと混ざって“固まり汚れ”になってしまうんです。
私も以前、週末まとめて掃除をしていた頃は、コンロの五徳周りがガッチリ固まっていて、ゴシゴシ力を入れないと落ちませんでした。
そのたびに腕が疲れて、「掃除って面倒くさい」と思ってしまっていたんです。
億劫でつい後回し、の悪循環でした。
“ついで掃除”なら力いらずで落とせる理由
でも、汚れがまだ温かい“ついでのタイミング”なら、力を入れなくてもスルッと落ちます。
油は熱で柔らかい状態なので、布巾やティッシュでひと拭きするだけで簡単。
「完璧にきれいにしよう」と思わず、「今、ついでに拭いておこうかな」くらいの気持ちでやるのが続けるコツ。
私も「今日ここだけ」と軽い気持ちでやるようにしたら、週末に掃除をまとめる必要がなくなりました。
→「小さな1拭き」で片付け習慣が変わるコツはこちらもおすすめです。
②ベストタイミング①|「料理を終えた直後」

火を消したあとのコンロが温かいうちがベスト
料理が終わって火を消した直後、コンロやその周りはまだほんのり温かいですよね。
実はこれが、油汚れを落とす“ゴールデンタイム”なんです。
温かいことで油が柔らかい状態なので、サッと拭くだけで落としやすく、力もいりません。
私は夕飯を作り終えたあと、食材を冷蔵庫に戻しつつ、キッチンペーパーでコンロを軽く拭くのが習慣になりました。
ほんの10秒ですが、翌朝ベタベタしていないだけで「よし、今日もちゃんとできた」と小さな達成感が得られます。
ウエットティッシュorキッチンペーパーでサッと一拭き
特別な洗剤や道具はいりません。
キッチン用ウエットティッシュや、濡らしたキッチンペーパーで十分です。
汚れが落ちやすい状態なので、強くこすらなくてもスルッと取れます。
うちでは無印の「詰め替えできるウエットティッシュケース」をコンロ下に置いておいて、サッと取り出せるようにしています。
これだけで、ぐんとラクになりますよ。
“一緒にやるならココも” → 調味料ボトルの底や五徳周りもついでに
コンロの掃除ついでに、よく使う調味料ボトルの底もサッと拭いておくと、ぬるつき防止に。
あと、コンロの五徳周りやスイッチ部分も目立たないけど汚れやすいポイントなので、ついで掃除にピッタリです。
「全部を完璧に」ではなく、「今日はここ、明日はあそこ」と分けて考えると気がラクになります。
忙しい主婦にこそ、ついで掃除は味方になってくれますよ。
③ベストタイミング②|「食器を洗う前」

シンクに立つついでに、コンロ前を拭く習慣にする
食後に食器を洗おうとシンクに立つそのタイミング、実は“もうひと手間”を加えるチャンスです。
私はシンクのすぐ横にあるコンロ周りを、洗い物前に軽く拭くのが習慣になっています。
水やお湯を使う前なので、汚れた布巾やキッチンペーパーを活用できてちょうどいいんですよね。
食器洗いのスイッチを入れる前に、コンロのベタつきをサッと拭くだけ。
それだけで「掃除した感」が得られて、自己満足度もUP!
シンク周りを整えるなら、片付け習慣も一緒に見直すとさらにラクになりますよ。
使い終わったスポンジや布巾を“ついで掃除専用”にする
「もう捨てるつもりだった」というスポンジや布巾は、最後にコンロ掃除に使ってから処分すると無駄なし!
汚れても気にならないので、ガンコ汚れにも思いきって使えます。
わが家では、スポンジを交換する前日に「ありがとう掃除」として、油はねが気になっていた壁や、電子レンジの扉まで拭くことにしています。
小さな習慣ですが、「使い切った」という満足感が、掃除のハードルを下げてくれます。
スポンジを新しくする前日の“最後のひと働き”がおすすめ
スポンジの交換タイミングって、意外と忘れがち。
でも「今日は新しいスポンジを使う日」と決めておけば、古いスポンジで最後にコンロや調味料置き場をキレイにしてからサヨナラ、という流れができます。
この“ついで習慣”ができてから、コンロのベタベタに悩まされることが本当になくなりました。
お金も手間もかからないのに、毎日のキッチンが清潔に保てるのはうれしいですよね。
④ベストタイミング③|「お湯を沸かしたついで」

お湯の湯気が油汚れをゆるめてくれる
意外と知られていないのが、「お湯の湯気」が油汚れをゆるめてくれるということ。
お湯を沸かしたときの蒸気は、キッチンに充満するほど強力。
実はこの湯気こそが、こびりついた油を“柔らかくするお手伝い”をしてくれるんです。
特に冬場は、湯気が目に見えるくらいしっかり出るので、コンロ周りや壁についたベタつき汚れもやわらかくなり、さっと拭き取るだけでスルリと落ちることも。
やかんや鍋のお湯を捨てる前に“サッと布巾に浸す”
お湯を沸かしたあとのやかんや鍋、すぐに捨てるのはもったいない!
その熱いお湯に、古布やキッチンクロスを浸してから絞って、コンロ周りや換気扇近くをサッと拭くだけで、油汚れが落ちやすくなります。
私は鍋でお茶を沸かしたあとのお湯を使って、キッチンの“気になるところ1か所”を毎回拭くようにしています。
これも立派な「ついで掃除」。
やっておくと、後からの掃除がグンとラクになります。
蒸気を利用した「ついで蒸し掃除」で換気扇周りも◎
さらに応用編として、沸騰させた鍋をしばらく換気扇下に置いておけば、蒸気が換気扇のフィルター周りの油をゆるめてくれます。
そのあとにウエットティッシュなどでサッと拭くだけで、ベタベタがぐっと取れやすくなるんです。
「時間がないから換気扇は後回し…」という方にこそおすすめしたい、小さなテクニック。
料理のついでにできるから、わざわざ掃除時間をとらなくてもOKですよ。
⑤続けるためのポイント|「完璧じゃなくてOK」

「今日はここだけ」で十分
「せっかくやるなら全部やりたい」と思う気持ち、よくわかります。
でも、気合を入れすぎると続きません。
だからこそ「今日はコンロだけ」「今日は調味料ボトルの底だけ」でいいんです。
小さな達成感を重ねることが、掃除の習慣化につながりますし、何より気持ちが軽くなります。
ついで掃除用に“すぐ取れる場所”にウエットティッシュを置く
「やろう!」と思った瞬間にサッと掃除道具が取れないと、やっぱりやめたくなっちゃいますよね。
なので、ウエットティッシュや古布は“すぐ手に取れる位置”にセットしておくのがベスト。
私はコンロ下の引き出しに、無印のウエットティッシュと古布を数枚ストックしています。
気づいたときに、パッと拭ける仕組みを作っておくと、ついで掃除がぐんとやりやすくなりますよ。
「やらない日があってもOK」と思うことで習慣化する
毎日欠かさず!…と思うとプレッシャーになってしまいます。
だから「今日は無理、明日でいいや」くらいのゆるい気持ちでOK。
掃除は“できなかった日”より、“できた日”を自分でほめてあげることが大事。
「今日は湯気を使って換気扇を拭けた!」とか「スポンジを最後まで使い切った!」など、小さなことに自分で○をつけていくと、掃除が楽しくなってきますよ。
⑥まとめ|ついで掃除で“油汚れをためないキッチン”に
油汚れは、放っておくと手ごわくなるもの。
でも、「ついで」の習慣さえあれば、頑張らなくても、いつもキッチンがサッパリしている状態を保てます。
完璧を目指さず、「ちょっとだけ」「1拭きだけ」でいいんです。
毎日の家事の中に、ほんの少し組み込むだけで、未来の自分がぐんとラクになります。
今日は、どこを1拭きしてみますか?
コンロ?調味料ボトル?それとも換気扇のフチ?
まずは“できそうな場所1か所”から試してみてくださいね。
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