「掃除って、やろうと思ってもなかなか腰が上がらない…」
そんなふうに感じている方、多いのではないでしょうか?
私もその一人でした。
こんにちは、30代主婦のゆきです。
掃除=ちゃんと時間をとってやるもの。
道具を揃えて、集中して、完璧にキレイにしなきゃ意味がない。
そう思い込んでいた私は、掃除がどんどん億劫になっていきました。
でもある日、テレビを見ながら無意識にテーブルを拭いた瞬間、「あれ?これでも結構スッキリするじゃん!」と気づいたんです。
それからは、テレビ、スマホ、料理、子どもとの時間…あらゆる“ながら”のスキマに、ちょこっと掃除を差し込むようになりました。
この記事では、そんな私が実践している「ズボラでも続く、ながら掃除術」をご紹介します。
やる気が出ない日でも、気づけば部屋が整っている感覚を、あなたにも味わってほしいです。
①掃除って“ながら”でもいいんです。完璧を目指さなくてOK

「掃除=きちんとやるもの」だと思い込んでいた頃の話
かつての私は、掃除といえば「やるぞ!」と気合を入れて取りかかるものでした。
時間も気力も必要で、掃除道具を出して、一気に片付けて、終わったらどっと疲れる…。
だから、なかなか「掃除しよう」という気持ちになれなかったんです。
「ちゃんとやらなきゃ意味がない」と思っていたその考えこそが、掃除のハードルを上げていた原因だったと、今では思います。
ながら掃除に気づいたきっかけ
そんな私が“ながら掃除”に気づいたのは、ある日の夜。
テレビを見ながら手持ちぶさたになり、なんとなく近くにあった除菌シートでテーブルを拭いてみたんです。
すると、思った以上にキレイになって、気分もスッキリ。
「今、掃除した感ゼロなのに、達成感ある…!」というちょっとした衝撃でした。
掃除って、構えなくてもいいんだ。
ながらでいいんだ。
この感覚が、自分の中の掃除のハードルを一気に下げてくれたんです。
完璧じゃなくても「ちょっと動けた自分えらい」と思えるようになったこと
ながら掃除をするようになってからは、「今日はリモコンだけ拭いた」「キッチンの引き出しを一段だけ整えた」みたいな小さな達成でも、満足感を得られるようになりました。
大事なのは、“やったこと”の大きさではなく、“やれた自分”を認めること。
ほんのちょっと動けたことを「えらい!」と思えるようになると、掃除がだんだん苦じゃなくなっていきます。
②ズボラな私でもできた!テレビ・スマホ“ながら掃除”5選

テレビを見ながら → テーブルやリモコン周りを拭く
お気に入りの番組を見ているとき、手持ちぶさたになることってありますよね。
そんなときは、除菌シートでテーブルやリモコンをササッと拭いてみてください。
意外とホコリがたまっていて、終わるころにはピカピカに。
「ながら」でやっている分、苦にならず、気づけば毎日のルーティンに。
スマホで動画を流しながら → 洗面台や蛇口をピカピカに
スマホでYouTubeやドラマを流しながら、洗面所に行くときに片手でタオルを持って洗面台や蛇口を磨く。
ピカピカになった鏡や金属を見ると、気分も爽快になります。
音声だけ聞きながらでもできるので、“ながら”に最適です。
子どもと遊びながら → おもちゃの一部を戻しておく
子どもとブロック遊びをしているとき、使い終わったパーツをそっとケースに戻しておく。
この“ついで片付け”は、地味に効いてきます。
「まだ遊ぶ?」と聞きながら、遊ばないおもちゃを戻しておくことで、片付けもラクになります。
お湯を沸かしている間 → キッチンの引き出しの中をさっと整える
ケトルでお湯を沸かしている数分のあいだに、キッチンの引き出しや調味料ラックをサッと整えるだけでも、意外と気持ちが整います。
数分の“待ち時間”も掃除タイムに早変わり。
天気予報を見ながら → 玄関をほうきでサッと掃く
朝の天気予報を見ている間、玄関のたたきをホウキで掃くだけでも、1日が気持ちよく始まります。
忙しい朝でも“ながら”ならできる、ちょっとしたリセット習慣です。
👉 片付けも一緒に見直したい方におすすめの記事です。
③“ながら掃除”が続く3つの工夫

道具はすぐ手が届くところに置く
“ながら掃除”の一番のポイントは、「思いついたときにすぐできること」。
でも、掃除道具が棚の奥にしまってあったら、その気持ちもすぐ冷めちゃいますよね。
そこでおすすめなのが、掃除道具を“見える場所”や“すぐ取れる場所”にスタンバイしておくこと。
たとえば:
- 除菌シートはテーブルの引き出しに
- フローリングワイパーはソファ横に
- メラミンスポンジは洗面所に1個置き
など、“使いたい場所に置く”のがコツ。
使ったあとの片づけがラクなグッズ(おしゃれなケースや袋)を使えば、生活感も出ません。
気づいたときに手を伸ばせる距離にあることで、「よし、ついでにやっちゃおう」が習慣になっていきますよ。
完璧を目指さない「60点主義」
「どうせやるなら全部キレイにしたい」
そう思って掃除が億劫になっていませんか?
でも、“ちょっとだけ掃除”を毎日続けた方が、結果的に部屋はキレイになるんです。
そこで取り入れたいのが、「60点主義」。
つまり、「ここだけ拭けた」「今日は床だけサッと掃けた」でOK!と自分に合格点をあげる考え方。
完璧じゃなくても、毎日ほんの少しずつ整えることで、“片付いている空間”が自然にキープできるようになります。
しかも、やればやるほど自信にもつながっていくので、どんどん続けやすくなるんです。
掃除の後に「ごほうびタイム」を設定する(コーヒー、甘いものなど)
“ながら掃除”でも、小さなごほうびがあるとモチベーションが全然違います。
私の場合、掃除のあとは大好きなコーヒーを淹れて、甘いお菓子を1つ楽しむのがルール。
「テレビ見ながら拭いたし、あとはゆっくりティータイム♪」という感じで、気持ちのメリハリがつきます。
自分なりのごほうびタイムをセットにすると、掃除が義務ではなく“心地よいルーティン”に変わっていきます。
がんばった自分を、ちゃんと癒してあげましょう。
④やる気が出ない日でも「これだけやった」が自信になる

一つの行動で「動けた実感」が生まれる
やる気が出ないときって、本当に何もしたくないですよね。
でも、たとえば「テレビ見ながらテーブル拭いた」だけでも、「今日は何かできた」と思えるのって、不思議な満足感があります。
この“動けた実感”が、心に小さな火をつけてくれます。
1歩動けたことで、「ちょっと元気が戻ってきたかも」と感じることもありますよね。
掃除って、体を動かすことでもあるので、心のモヤモヤにも意外と効くんです。
自分を責めずに「今日はこれでOK」と言えるようになる
以前の私は、「これしかできなかった」と落ち込むことが多かったです。
でも、“ながら掃除”を続けるうちに、「できたこと」を見つけてあげるほうが、ずっと気持ちがラクだと気づきました。
「今日はこれだけで十分」「今の私にはこれがベスト」と、自分を認めてあげる習慣。
これって、掃除だけじゃなく、育児や家事全体にもいい影響を与えてくれるんです。
掃除を“自分を責める材料”にせず、“自分をほめるきっかけ”に変えていきましょう。
習慣化してくると、気づけば家が少しずつ整っている感覚
“ながら掃除”を毎日のちょっとした行動に取り入れていくと、気づいたころには「なんとなく整ってる家」になっているんです。
一気に片付ける必要がなくなる分、時間にも心にもゆとりができて、ストレスが減りました。
「やってるつもりはなかったのに、ちゃんと掃除できてた」
そんな日が増えると、暮らし自体がどんどん心地よくなっていきます。
あなたはどんな“ながら掃除”ならできそうですか?
まずは「テレビを見ながら1つ拭く」から、ゆるっと始めてみませんか?
👉「今日は本当に何もできない…」そんな日にも気持ちがラクになる工夫をこちらで紹介しています。
⑤まとめ|掃除も暮らしも“ラクして心地よく”がわたし流

掃除って、頑張らなくてもいいんです。
「ながら」でちょこっと手を動かすだけで、部屋も心も整っていく感覚。
それが“ズボラ掃除術”のいちばんの魅力だと私は思っています。
・テレビを見ながら
・スマホで動画を流しながら
・子どもと遊びながら
・料理のスキマ時間に
どれも「ながら」でできる小さな掃除。
完璧じゃなくていいし、できなかった日があっても全然OK。
むしろ、無理しないからこそ続けられるし、「気づけば部屋がキレイ」になっている。
そんな“自然な習慣”が、毎日の暮らしをちょっとずつ、心地よく変えてくれます。
掃除に苦手意識がある方も、ズボラでもOKな“ながら掃除”から始めてみませんか?
「できた自分、えらい!」とほめてあげながら、今日もゆるっと暮らしましょう。
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